サンフレッチェ広島レディース チーム名決定 「サンフレッチェ広島レジーナ」
3月8日、国際女性デーに、「サンフレッチェ広島レジーナ」の新体制発表記者会見がおりづるタワーで行われました。
本日、サンフレッチェ広島レディースのチーム呼称が「サンフレッチェ広島レジーナ」に決まり、広島県の女子プロサッカーチームの歴史が始まりました。
久保取締役からWEリーグの概要について説明があり、女性が活躍する社会のけん引をWEリーグは目指します。
そもそもなぜリーグ編成が11チームと奇数なのか?
リーグの組み合わせ上、試合がないチームが必ず1チーム出ます。
それにはこんなわけがあります。地域貢献活動のためです。
まだ始まったばかりのリーグを皆さんが親しみを持つため、ましてやレジーナは中四国、九州と唯一のクラブで、地域に根付いたクラブ活動をしなくてはならないと、久保取締役は力強く語ってくれました。
新設された女子チームの呼称である「レジーナ」は、イタリア語で「女王」を意味します。
「サンフレッチェ」の語源である三本の矢に込められた想いを大切にし、「女王」に輝くチームを目指したいという意志を込めています。
この「レジーナ」は、さらに3つのコンセプトを含みます。
REGINAの「RE」はRESPECT。サンフレッチェ広島の行動規範にもあるフェアプレーの精神を大事にします。ピッチの内外を問わずあらゆる状態において、フェアで清々しい行動を心がけ、応援してくれるファミリーの皆さま、クラブを支えてくれるスポンサー、クラブの仲間を尊敬し、地域に愛されるチームを目指します。
REGINAの「GI」はGIRLS。女性活躍の象徴、女性アスリートを目指す子供たちに夢を与え、女性が憧れる存在となり、「女性の元気を広島の元気に」していく活動を行っていきます。
REGINAの「NA」はNAVIGATOR。「導く人になる」という自覚と宣言です。ゼロから始まる女子プロサッカーリーグの普及と発展、広島ブランドの向上、多様性にあふれた社会の実現を目指していきます。
理念は、男子チームと同様に、「サッカー事業を通じて、夢と感動を共有し、地域に貢献します」となり、男子チームと一丸となり追及をします。
理念をもとにレジーナ独自に3つのミッションを掲げます。
・地域に愛されるクラブ
・女性の元気を広島の元気に
・広島ブランドの向上に貢献する
以上を掲げレジーナは活動します。
そしてチームスローガンは「共感」に決定しました。
中村監督がスローガン決定の理由を発表してくれました。
「共感」「地元広島の街、皆さんと思いを共感」「目指すサッカーを共感」「チーム・フロントが歩む道を共感」3つの共感があるからこそ、新たに誕生したチームの土台ができ、そのうえに積み上げることができます。
チーム・フロントは困難があってもぶれずに、理想のサッカーを目指し、広島に勇気と希望を与えられる存在になることを目指し『共感』と表現しました。
それぞれの思いに響き合い、ともに輝くイメージを表現し、新チームらしい軽やかさと爽やかさと3本の矢(3つの共感)をデザインにし、『共感』に込めた想いを表しています。
記者会見には、3名の選手が登壇をしました。
近賀 ゆかり選手、左山 桃子選手、齋原 みず稀選手がチームの状態、リーグへの想いを熱く語ってくれました。
特に、近賀キャプテンの言葉は、とてもうれしく、共感できるものでした。
「チームが勝ち優勝する、そして男子とともにアベック優勝は大きな目標です。だが、サンフレッチェファミリーとして、下部組織とともに高みを目指し、サンフレッチェ広島全体でチームを盛り上げたい」
サンフレッチェ広島ファミリー全体で、県内のサッカーを盛り上げくれる。
大きな覚悟と、責任ある言葉で話してくれました。
レジーナは将来アカデミーの設立も視野に入れており、女子選手の発掘、普及活動は力を入れ、女子サッカーを盛り上げるための大きな力となりそうです。
プレシーズンが楽しみです。