【広島観音高校 サッカー部】 チーム取材
この日、広島観音の練習は、Balcom BMW 広島総合グランドで行われた。
選手権決勝T前に、定期的にこのグラウンドを練習会場として利用しており、大切な試合に向けて万全の準備をし、試合にかける想いはチーム全員が強い。
過去の記録として、平成18年度全国高校総体(06総体THE近畿)に初出場初優勝を成し遂げた広島観音高校、そこから県内屈指の強豪校として成長し、県大会決勝まで当たり前のように勝ち上がれる実力を見せてきた。
しかし、常勝軍団の1校として君臨していた広島観音高校もかつてほどの勢いはなくなっている。
他校は練習グラウンドを人工芝にし施設の充実性を図ったり、大学進学へのサポート強化でよいところを伸ばす。
生徒が何を理由に進学する学校を決めているのか根拠はないが、各学校とも独自に自チームの魅力発信をし、生徒自身が学校を選ぶ時代に変化しており、チームとしてはどうすれば選手に来てもらえるかを考えなければいけない時代なのかもしれない。
またもう一度、県内の常勝軍団として、広島観音が全国大会へ出場するために、県No1になるために、クラブの取り組みを紹介したい。
広島観音はInstagramを活用し、チームの情報を発信しだした。また、アップTシャツには観音の「 K 」をモチーフに斬新なロゴを制作し、チームのブランディングをする。
チームスタッフの指導においては若い指導者が多く、選手としては相談がしやすいことはもちろん、スタッフ自身も積極的に選手とコミュニケーションをとり、選手の悩みやプレーにアドバイスをする姿があった。
時折、選手と同じ練習に加わり、自らが体現をし選手へアドバイスをする。
主将が語るように、広島観音は中盤でボールを繋ぎ、サイドからの攻撃を得意とする。
選手権決勝トーナメント1回戦は、今年の総体で敗れた崇徳が対戦相手だ。
夏に敗れた因縁の相手に広島観音全員が勝利にかける想いは強い。今大会で県No1の栄光を再び奪い返しにくる選手たちのプレーに注目したい。