五日市 vs 広島観音 試合模様③
強豪観音高校との対決となった五日市、序盤から勢いのある動きで観音ゴールを目指す。
対する観音は、ヴィルドアップが相手にカットされる場面があり、何か動きの堅さがある。
相手が勢いに乗る前にたたみかける五日市は、14番のファーストシュートを皮切りに、10番が前線で裏へ抜け出すいい動き。
勢いに乗る五日市、その時が来た。
右サイドを味方選手が突破をし、ゴール前にクロス。走りこんだ9番がシュートを打ち、相手GKが触るものの気持ちのこもったシュートはゴールに流れていきゴールイン。
先制された観音は飲水タイムを経て、落ち着きを取り戻す。
8番、10番が中盤でボールを持つと前線に効果的なパスを送り、それに2番が反応し攻撃回数が増える。
すると観音は、左サイドを起点にゴールファーサイドにクロス。この折り返しに10番が押し込み同点に追いつく。
さらに、前半ロスタイム。
中盤からゴール前の10番にいい楔のパス。10番は相手を背にするが、キレのあるボールタッチで正面を向き、エリア内で落ち着いてシュートを決める。
観音エースナンバーが2得点を決める活躍を見せる。
前半1-2、観音1点リードで後半へ。
後半5分、観音はエリア内で相手に倒されPKを獲得。
これを6番が冷静に決め、点差を広げる。
試合開始のかたさもなくなった観音は、ボールを繋ぎ相手陣内でボールを動かす時間が増える。
攻め込まれる時間が続く五日市だったが、集中した守りから前線にロングパスを送る。
五日市10番は、裏へ抜けだすタイミングとスピードで相手ゴール前で何度もシュートを打つ。チームが10番に思いを寄せるパスで、何とか追いつきたい。
しかし、観音の勢いはとまらない。
後半26分、右サイド6番が起点となり、ゴール前にマイナス気味のクロス。これを11番が押し込み、1-4と3点差をつけるゴールを決める。
点差をさらに広げられた五日市だったが、最後まで走り切る。
9番から10番への好パスから、ゴール左をかすめるシュートを打つ。
しかし、得点は前半の1点のみで試合は終了する。
結果1-4で広島観音が勝利をした。
敗戦はしたものの、五日市は最後まであきらめないプレーを見せ、走り続け、駆けつけた保護者に感動を与えた。
五日市10番のゴールに迫るプレーは好印象を受けた。