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前回王者・岡山学芸館とプレミア勢・尚志が選手権“初戦”で激突!! MF田口「借りを返す」DF渡邉「チャレンジャー精神で」

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岡山学芸館高(上)と尚志高が初戦で激突

 屈指の好カードとなった。前回大会王者で2連覇を狙う岡山学芸館高(岡山)と、プレミアリーグEASTで優勝争いを演じる尚志高(福島)。優勝候補の一角に名を連ねる両チームが“初戦”となる2回戦で激突することとなった。

 昨年度の選手権初優勝後、2月の新人戦では4位に終わった岡山学芸館。プリンスリーグ中国でも序盤は苦しんだが、徐々に調子を上げて総体出場を果たすと、プリンス中国でも優勝争いを演じており、プレミアリーグプレーオフ出場権を獲得。そして、県予選を無失点で制し、再び選手権の舞台に戻ってきた。

 一方の尚志は圧倒的な強さを示して福島県予選を制した。準々決勝からの登場となると、初戦で平工業を7-0、続く準決勝でも学法石川を7-0で退けた。聖光学院と激突した決勝でも3-0の完封勝利を収め、3年連続14回目の選手権出場を決めた。

 両チームは昨年度のプレミアリーグプレーオフ1回戦で対戦しており、2-0の勝利を収めた尚志が勢いに乗ってプレミア昇格を決めた。その試合でピッチに立っていたMF田口裕真は「借りを返すためにも、この選手権で勝てるように良い準備をしたい」と静かに闘志を燃やし、「自分たちの代でもまた日本一という場所に戻れるように、一戦一戦戦っていきたい」と2連覇に向けて力を込めた。

 一方、岡山学芸館の印象を「前回優勝校でバランスが取れたチーム」と語った尚志DF渡邉優空は「チャレンジャー精神を持ってやりたい」と初戦に向けて意気込み。そして、「見ていて楽しいパスサッカーで観客を魅了したい。尚志高校で学んだ3年間の集大成として、絶対に全国制覇したい」と頂点だけを見据えた。
●第102回全国高校サッカー選手権特集
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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